フルリノベーション


着 工 前

まずは施主様のご意向をお聞きし現地調査をおこないます。

今回は築 80年以上経過した離れを再活用できないか、とのご相談を受けました。
大掛かりな工事になるので、新築も相談してくださいましたが法規制で断念。
既存の離れを活かすしかなくリノベーションを決意されました。

調査を元に平面プラン・パース等の作成をし、ご覧いただきながら説明をします。フルリノベーションとなるので各行政機関にも相談し、業者見積を集計して提示いたします。
その後プラン・予算・仮住まい等を調整・検討していき、施主様と私が納得できるまで打合せをします。
家財の移動や処分後、電気・ガス・水道の撤去や仮設工事をおこない、養生・解体をはじめていきます。


工 事 中

解体後は構造にシロアリ被害や腐りがないかなどのチェックをします。
今回は土台に被害が多数あったので、ジャッキアップをして入替をしました。途中、柱にも被害箇所が見つかり入替や継手を用いて修繕しました。

次に耐震の検討。80年以上まえの構造方法なので現在の壁量計算では適応できませんでした。ですが、阪神淡路大震災を乗り越えたという事実と現代の耐震方法を当てはめ、既存の構造にプラスアルファで補強を施すこととしました。
後、省エネのために断熱改修(床・壁・天井・窓)も同時におこないました。

既存建物の増築部分を減築(解体)をして、庭を活かせる屋根付きのポーチを増築しました。それによる事前加工をおこないました。

作業場での事前加工

現場の作業風景



完 成

クリーニング後、施主様と一緒に設備機器やスイッチ等の使用説明をおこない、そのほかの注意事項・ご家庭でのメンテナンス方法をお伝えします。同時に取扱説明書を冊子にまとめてお渡しします。
追加工事や取りやめた分を精算したのち、玄関のメインキーをお渡しし工事キーの使用不可を確認しました。